競馬を始めた人であれば、さまざまな買い方が気になっているのではないでしょうか。
特にワイドについては、やってみたいけどよく分からないという人もいるかもしれません。
この記事では、そんな「ワイド」の買い方について詳しく解説していきます。
ワイドとは
ワイドは3着までに入る馬のうちの2頭を当てるというものです。
1990年代の後半に発売され始めたため、比較的新しい買い方だといって良いでしょう。
初心者のうちは、オッズの高い3連単や3連複を購入しがちです。
配当が多ければそれだけで嬉しいですからね。
しかし、たくさんの組み合わせを買わなければ当てるのは難しいです。
また上級者並に勉強をしていなければ、お金を損してしまう可能性もあります。
とはいえ、複勝などでオッズが低いものを買ったとしても当たったときの配当はそれほど多くなかったりします。
この辺りを上手くいいところ取りしてくれるのが「ワイド」だといえます。
もちろんワイドは当てやすくなることになるので、配当が低くなってしまう可能性は考えられます。
しかし、人気の馬と穴馬との組み合わせ次第で大きく稼げる可能性もあります。
「ある程度安全でありつつも、稼げる可能性を残している」というのがワイドの大きな魅力です。
初心者にワイドがおすすめな理由
上級者であれば、3連単などを狙いにいくことが多くあると思います。
もちろん馬に関する情報が多くあるのであれば、買う数を絞っていくことができますので比較的安全に賭けることができるでしょう。
しかし、初心者であればそうはいきません。有望な3頭を選んだとしても、順番まで正確に当てなければいけません。かなりレベルが高いと考えて良いでしょう。
また、競馬をやっていると惜しい負け方をすることが多くあります。たとえば、
- 3連複で2頭までは当てることができたのに、1頭だけ大穴馬が来た。
- 単勝で賭けたら、ゴール目前で他の馬に追い抜かれてしまった。
こんなことはよくあることでしょう。
筆者もぎりぎりの惜しいところで負けてしまい、悔しい思いをしたことは何度かあります。
しかしワイドであれば、もし予想だにしない馬が1頭絡んできたとしても対応することができます。
ワイドの注意点
ワイドを買う時には、とにかく絞って購入する必要がでてきます。
特に、どうしても当てたい気持ちが強くなると「5頭・6頭」というようにどんどん広く賭けようとしてしまうことがあります。
しかし、これは間違った賭け方です。
広く賭けすぎてしまうと、賭け金が大きくなりすぎてしまう可能性があるのです。
そうすると、仮に当たったとしても配当が賭け金よりも少なくなってしまう可能性があるのです。配当が賭け金よりも少なくなってしまえば、マイナスになるわけですから絶対に避けたいですよね。
このような、購入金額の方が配当よりも多くなってしまう現象のことを「トリガミ」と呼んでいます。(故事の「粋が身を食う」が語源となっています。)
ワイドを購入する時には、多くても4頭くらいを基準にして買うようにしていきましょう。
ワイドの買い方
ワイドの買い方についてですが、できるだけ出走する馬の実力が同じくらいのレースを選ぶようにしましょう。
圧倒的に速い馬がいる場合は、勝負結果が分かりやすいためオッズが上がりにくい傾向があります。
人気馬以外を選んでオッズを高くしても良いのですが、今度は反対に当たらなくなってしまいますよね。
実力が同じくらいであれば、ある程度の配当を見込めることになります。
もちろん、実力が同じくらいの時は勘で当ててはいけません。同じくらいである分、「血統・騎手・馬の調子」などを細かくみていく必要があります。
競馬新聞などはもちろん、パドックなどにも足を運んで目視で確認するようにしましょう。
買うときは「3頭のボックス買い」がおすすめです。
たとえば「1・2・3」の馬がいた場合に、「1-2」「1-3」「2-3」という3通りの買い方をします。
3頭のうち1頭を外してしまっても問題ありません。
また、選んだ3頭がすべて3着以内に入っていた場合には、すべてを的中させることになります。
情報を集めながら、配当がしっかりともらえるような組み合わせを考えていきましょう。
ワイドが当たる確率
ワイドが当たる確率は「およそ1.96%」というように言われています。
3着以内の2頭を当てるので、意外と簡単に当てることができるのではないか?と考えた人もいるのではないでしょうか。しかし実際は100回やって2回当たるかどうかという確率です。
普通に賭けていたらほぼ当たらないと考えて良いでしょう。ここで大切になってくるのがいくつかのパターンを購入しておくということです。
先述の「ボックス買い」についても1つの戦略です。数を多く買うことで確率を高めていくことがとても重要になってくるのです。
ちなみに「三連単」は0.02%・「三連複」は0.122%となっています。ほとんど当たらないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。
しっかりと工夫をして考え抜いた上で馬券を買っていくことが必須になります。
たとえば、レースを選んでいくのも1つの方法です。
重賞であれば、馬の数が多くなってしまいますので当てるのが難しくなるのです。競馬好きであるほど有名なレースに賭けたくなりますが注意が必要です。レースによっては10頭程度で行われるものもあります。
出走数が倍近く変わることもありますので、よく考えてレースを選ぶことも大切です。
馬連と一緒に買う
馬連とワイドは比較的似たような買い方ですよね。2頭を当てるという点で同じです。
馬連で思いっきり稼ぎたいと思いつつ、外してしまったら不安に感じることもあるでしょう。
そこで考えていきたいのが、馬連とワイドを一緒に買うことです。
馬連で賭けつつ、もしものときのためにワイドを購入しておくことでリスクヘッジとすることができます。
初心者向けに、ネット上ではこの買い方をおすすめしている人が多くいます。とはいえ、馬連の予想なのにワイドで買ってしまったときは後悔する方も多くいるようですね。
当たったときのことを考えると、馬連が強いのはあるでしょう。馬連を1点買った時とワイドを2点買った場合であればトリプルで当てることができる可能性もあるわけです。
配当とのバランスも考えたいですね。
ボックス買いだけでなく、軸馬を決めて購入する方法も視野に入れつつ行っていくのがベストかもしれません。
まとめ
ワイドというのはなじみがない人も多いでしょう。
当選した時に電光掲示板に番号が表示されますが、見てもよく分からないという人も多いはずです。
単勝や複勝などの方がルールはシンプルですが、安定的に配当を得るためにもぜひワイドを覚えてみてください。
賭け方のコツさえ覚えてしまえば、そこまで難しくないことがお分かりいただけるかと思います。
ぜひ挑戦してみてくださいね。