競馬を始めようと思うものの、ルールがよく分からないという方はいるのではないでしょうか。
「いきなり競馬場に行って、ルール違反をしたらどうしよう。」などと怖くなりますよね。
そこでこの記事では、競馬初心者に向けて基本的なルールを解説していきます。
目次
基本ルール5つ
最初に、覚えておくべきルールについて紹介いたします。
競馬が初心者の方であっても、最低限知っておくべきものになります。
パドックについて
パドックとは出走する馬が、競馬場内に設置されたコースの中を歩けるようにしたものです。
競馬では、さまざまなデータをもとに馬券を買うことがあると思います。しかし、馬の体調やその日の様子などは実際に見てみないと分からないですよね。
そこで、多くの人はレース前にパドックで馬の様子をチェックしているのです。
枠と帽子の色について
競馬には「枠」が設けられています。馬が走る時に1〜2頭ごとに区切られているのです。「枠」は色ごとに分けられており、騎手は枠に合わせた帽子を被ることになります。
実際に競馬が始まると馬同士がごちゃごちゃするので、自分の応援している馬がどれなのか分からなくなります。
ですので、あらかじめ枠と帽子の色を覚えておくことは大切です。
ゼッケンについて
馬はそれぞれゼッケンをつけて走ることになっています。ゼッケンにはそれぞれ馬番号が記されています。
さらに番号の下には、レースの名前も書いてあります。長い名前であってもしっかりと記されてあるのは素敵ではないでしょうか。
色については、重賞レースやその他などで変わってきます。普通のレースであれば白いゼッケンですが、赤や紺色などさまざまな色があるのです。
騎手が着る服について
騎手ごとに馬に乗るときの服が決まっています。これを「勝負服」といいます。
勝負服というと気合が入った時に着る服というイメージですが、もともとの意味は競馬の騎手が着ているものになります。
JRAでは勝負服についての規定を作っていますが、基本的には自由度が高いと考えて良いでしょう。
色については13種類・柄は24種類・袖の柄は18種類用意されています。馬主がこの中から選ぶことができるようになっています。
コースについて
競馬のコースについては種類がたくさんあります。
「芝」と「ダート」のように地面が違っているものもあれば距離も違っています。
長いものであれば3400mになるものもなり、長期戦もあるのです。
競走馬ごとに得意分野が違っていますから、これらを見極めることも必要になります。
さらに覚えておきたいルール
競馬をさらに楽しんでいくために、上記以外にも気をつけるべきことはいくつかあります。
以下ではマナーの観点から覚えておくべきルールを書いていきたいと思います。
カメラの使い方
競馬場では、カメラを使うことはOKとされています。
かっこいい馬の様子を撮りたいですし、競馬場に行った時などは記念にしたいと思いますよね。
とはいえカメラの使い方には注意が必要です。
特に、フラッシュについては絶対につけないようにしましょう。繊細な馬であれば、フラッシュでダメージを受けてしまうことがあります。
馬に影響が出れば、最悪の場合レース結果が変わってしまうことも考えられます。
撮影をする際にはフラッシュがONになっていないか確認するようにしましょう。
応援の声
競馬場に行けば、馬を応援するのが楽しいですよね。
自分が買った馬券が当たるかどうかギリギリであれば、すごく気持ちが熱くなってくるのではないでしょうか。
楽しみながら応援することはOKです。しかし、応援の仕方には気をつけるようにしましょう。
あまりにも大声で応援をしたり、走っている馬に罵声を浴びせたりしていれば他の人の迷惑になりますよね。
またレース前にはパドックで馬が歩いています。パドックは馬を近くで見れる分より配慮が必要になります。パドックに行けば、独特の静けさがあるのを感じることができるのではないでしょうか。
馬への優しさを忘れないようにしましょう。
応援の方法
競馬場のイメージだとレースが終わった瞬間にコースに物が投げ込まれたり、空中に馬券が舞っている様子を見たことがある方はいませんか?
筆者も、初めて競馬場に行くまでは少し荒れたイメージを想像していました。
しかし、実際はそんなことはありません。コースに物が投げ込まれることはありませんし、みなさんがマナーを守って応援していることがよく分かります。
上記のようなものは、とても悪質な行動となります。絶対にやらないようにしましょう。
持っていって良いもの
基本的に競馬場では持ち物に対する制限がそこまで強いわけではありません。
普段から持ち歩いている程度のものであれば、特に問題はないでしょう。
しかし、音が発生する物(拡声器など)や危険物などについては持ち込みが禁止されています。
他の人や馬の迷惑になるものについては持って行かないように注意をしましょう。
また、ペットについても競馬場に入ることはできません。
競馬場は広いですし、散歩させたくなる気持ちもよく分かりますが連れてこないようにしましょう。
馬券の購入方法
馬券の購入については、できる場所が限られています。
基本的には、「競馬場」「ウインズなどの場外競馬場」「ネット」になります。
これら以外で購入した場合は違反になりますので注意をしましょう。
競馬を始めたばかりの方は、ついつい身近なルートから買ってしまいがちですので覚えておく必要がありますね。
また馬券を購入する時には券売機を利用しますが、重賞レースなどの時には混雑することになります。
並んでいる人も急いでいる可能性がありますからスムーズに購入できるようにする必要があるでしょう。
年齢制限について
パチンコを始めて良い年齢についてですが、20歳からとなっています。
競馬以外にも、ボートレース・オートレース・競輪についても20歳未満は行うことができません。
厳しい規制があるわけですね。
しかし、同じギャンブルでもパチンコについては18歳以上であれば行うことができます。
これは競馬が「賭博」であるのに対し、パチンコは「遊戯」としているからです。
ギャンブルを行う際は、法律違反をしないよう自分の年齢でできるものを選ぶようにしましょう。
まとめ
初めて競馬に行くときは、競馬のルールがよく分からず不安だったりします。
ぜひ今回の記事を参考にしつつ、ルールを守りながら楽しく競馬をしていただければと思います。